車体整備士って?
車体整備士って?
自動車の整備の向上を図るとともに、自動車整備要員の技能の向上を図るために設けられた制度です。国が事故破損車両の修理技術者としての知識、技能ともに一定の基準以上であると認めた国家資格です。
「ABAやまぐち」の主な仕事は、自動車のボディ(車体)の修理です。大きなものでは交通事故を始め、運転ミスやイタズラ、災害等で損傷した車のボディを修復するのが主な仕事です。
皆さんがご存知のカーディーラーや自動車販売店、自動車整備工場、保険会社からも修理委託を受けています。
私たち「ABAショップ」で多くの車が修理されているのです。
そこで、みなさんに私たち「ABAやまぐち」の仕事を知ってもらえるように、事故車の修理の流れをご説明しましょう。
クルマが直るまで
STEP1
修理する車を引き取りに行き、工場に搬入しました。まず、必要ならば写真を撮り、それから見積りに入ります。
事故修理見積もりは フロントマンの「知識」「技術」「経験」がものをいう重要なところです。
丁寧に、修理するところを見落しなくチェックしていき、およその手順や行程を考えながら、見積もり専用コンピューターなどで見積り書を作成していきます。
お客様や保険会社に見積り内容を説明し ご確認後必要な部品を発注 作業の指示書を作成し、修理作業責任者に渡します。
作業日程を確認して指示書に従って最初の行程から始めます。
STEP2
損傷箇所の不良部品を必要に応じて取外しながら 内部の損傷を確認していきます。
事故損傷車輌の修復には ボデーアライメントが最も重要です。正確に寸法がでていないとサスペンションが正しく取り付けられないことによりタイヤの編磨耗やハンドルが取られ、走行安定性が悪いだけでなく高速走行時の安全性が阻害されてしまいます。
修理する車のダメージをミリ単位で計測を行います。この計測数値をもとにフレーム修正機を使用して、骨格パネルを元の正常な形やサイズに復元・修正します。
ボデー強度の低下をまねかないように修理要領(ボデー修理書)にしたがい作業を進めます。
大きな事故車は、様々な所に衝撃吸収を受けており、前部ならばエンジンの脱着までも行う場合があり、作業は慎重に正確に進められます。
ここで、フレームを修正した事故車は、確実な計測修正をして 外板パネルの鈑金作業や 新品パネルへの交換作業をします。
STEP3
外板パネル等、鈑金が必要な箇所を復元するために 作業方法を決定、「タタキ」「引き出し」「絞り」などの技法を使い元通りに復元していきます。この部門は結構ベテランの技術が必要なところで仕上りの精度を左右する重要な部分でもあるのです。
さらに、精度を上げるためにはパテなどによる下地を作り上げる作業が丁寧に行われます。
研ぎ出しの行程が終わり下地チェック後上塗り塗装にかかります。
車輌毎に色合わせ「調色」という作業をします。
自動車の塗膜に要求される美的要素として「色彩」「光沢」「塗り肌」などがあり、これらの仕上がり外観は商品価値を高めるうえで重要な作業になります。
STEP4
いよいよ塗装の工程に入って、塗装の必要でない部分に塗料等が付着しないようにマスキングする作業があります。マスキングした車体を塗装の大敵であるホコリが着かないように専用の塗装ブースで塗装にかかります。
調色された塗料をスプレーガンに入れて、塗装部分を丁寧に塗り上げるとともに周辺をぼかしながら仕上げていきます。塗り上がったボディは乾燥ブースで乾かします。
乾燥工程が済むと磨きに入り、ポリッシング機で美しく仕上げます。
塗装作業終了後⇒組み立て作業⇒各測定器による診断調整⇒清掃⇒フロントマンによる最終完成検査後、お客様へお引渡しになります。
- このように「ABA」では、みなさんが今後も安心して乗れるように、丁寧に作業をしています。
- もし、みなさんがクルマのキズ・ヘコミなどを気になさっているようでしたら、お近くの「ABA」へおいでください。きっと、親身にあなたのクルマを修理いたします。